クラミジア検査や写真による慰謝料請求

配偶者や恋人と肉体関係を持った結果、クラミジア検査を受けたら陽性だったというケースは意外と多くみられます。このような場合、刑事事件として訴えたい、民事事件で慰謝料を請求したいと考えることは無理もありませんが、実際にはこの争いはかなり被害者に不利であるといわざるを得ません。
というのも、性病はいつだれから移されたかというのが立証できにくく、また、相手が自分が性病であることを知っており、それを隠して関係を持った場合にのみ傷害罪が成立します。相手が意識的に隠していたことを立証するには、お互いのメールなどでそのようなやり取りがあれば写真として残しておいたり、会話を録音するという方法がありますが、相手が自分にとって都合の悪い内容をこたえてくれるとは限りません。場合によっては、こちらが他の相手と付き合っていて、そこから移されたとか、こちら側から自分に移されたなどと主張されることもあります。責任の所在を明らかにするためには、自分がほかの相手と関係を持っていないこと、相手から移されたことを立証しなければなりませんが、現実的には困難です。もし、相手が病気を隠していて移したということを認めた場合には、それを書面にしたり録音しておくなどして、後日主張を翻したときにも反論できるようにしておきましょう。また、検査結果の診断書も用意しておきましょう。
民事事件としては、治療費等の請求を損害賠償請求することができます。慰謝料に関しては案件によって様々ですので、弁護士に相談したほうが良いでしょう。ただし、避妊具を付けずに関係を持ったなど、被害者側に過失があれば減額される可能性があります。状況を詳細に説明しましょう。